工事現場向け監視カメラを販売するヒロシ電器(佐伯区五月が丘、田山寛社長)は監視カメラとつなげられる太陽光パネル付きバッテリー「Kanon(カノン)」を開発し、4月にレンタルサービスを始める。電気が通らない山間部でもカメラが設置できる利便性と割安な料金を強みに、大手ゼネコンなどに提案する。50アンペアが月3980円、100アンペア月5980円、他の機械に給電できるコンセント付きの100アンペアは月1万1200円。いずれもメンテナンス費込みで初期費用は別途2万円。盗難・破損時に無償で交換に応じる安心保証パック(月1100円)も用意。田山社長は「カノンは一般的な電化製品を使う際に必要なインバーターがなくても稼働できるため生産コストを抑え、かつ大量に仕入れることで類似品に比べて料金を8分の1以下で提供する」と話した。同社は電気工事業で2011年に設立し、2年前から工事現場に特化した監視カメラのレンタル販売を行う。今期の売り上げは約1億円を見込んでいる。
担当記者:阿戸