不動産開発、ホテル運営などのティーエーティー(京都市南区東九条東山王町、田畑伸幸社長)は、中区八丁堀6(地番)に12階建てホテル「(仮称)PIECE広島」の建設を計画している=完成予想図=。5月着工予定で、2026年10月完成、11月開業を計画する。
広島電鉄白島線沿いで、八丁堀交差点から北に約200㍍のホテル開発用地を24年3月に取得した。敷地面積321平方㍍で、一部RC造S造延べ2668平方㍍。46室を備え宿泊定員168人。建築面積は233平方㍍。設計は宗本晋作建築設計事務所(京都市)で、施工は未定。ティーエーティーは06年1月設立。PIECE HOSTEL KYOTO(49室)、同SANJO east(78室)、同west(84室)、TUNE STAY KYOTO(140室)、41PIECESSapporo(41室)などのホテルを運営する。今年4月には大阪市浪速区に11階建ての30PIECESNAMBA(30室)をオープン予定。24年にホテル事業の拡充のため、クリアル、仟石投資股有限公司を引受先に第三者割当増資で約8億5000万円の資金を調達した。田畑社長は「京都から広島を周遊する観光客も多く、広島の新ホテルは主に観光客やインバウンドが対象。札幌市でも27年1月の開業を予定しており、京都以外でのホテルの事業展開を進めたい」と話している。
担当記者:大谷