
広島発祥で大手菓子メーカーのカルビー(東京)は4月、廿日市市木材港北の広島はつかいち工場に生産ラインを新設し、子会社でコーンスナックメーカーのジャパンフリトレー(茨城)主力商品の製造を始めた。関東と2拠点体制にし、生産能力を現在の1・5倍に増強する。
ジャパンフリトレーは「マイクポップコーン」「ドリトス」などを生産し、コーンスナック市場シェアで首位に立つ。従来の古河工場(茨城)に加えて西日本に生産体制を構築し、物流の効率化を図る。
国内スナック菓子・シリアル食品事業が主体のカルビーグループは海外事業の積極化や新事業創出を目指している。2036年までの新成長戦略の下、10年後に海外・新事業領域の売上比率を現在の3割から5割に引き上げる。今秋にジャパンフリトレーの営業・物流機能をカルビーに移管する計画で、生産ライン新設はこの見直しに伴う対応だ。

カルビーは佐伯区五日市港~廿日市市木材港の一帯に3工場(広島はつかいち工場、広島みやじま工場、せとうち広島工場=写真)を置く。昨年稼働のせとうち広島工場は中核拠点に位置付け、ポテトチップスやサッポロポテト、じゃがビーなど主力4ブランドで年280億円の生産能力を持つ。同社の26年3月期連結売上高は前年比5・1%増の3390億円を予想。