システムキッチン製造大手のクリナップ(東京)は3月8日、安佐南区古市2―35―14の広島営業所兼ショールームを改装オープンした。2階建て延べ780平方㍍で1階のショールームは、近年力を入れるシステムバスルームなど「サニタリー」商品群の展示数を増やし、マンション向けのコンパクトタイプもそろえた。新築戸建てのLDKやお薦めのキッチンレイアウト=写真=を備えた「空間提案コーナー」を9カ所に拡張し、暮らしを具体的にイメージしてもらう。営業所を置く2階には、建材商社や工務店向けの勉強会などに使える大型会議室を設けた。同社は全国102ショールーム(県内は福山含め2拠点体制)を構え、年3〜4拠点ペースでリニューアルを進めている。桶川尚彦中国・四国支店長は「管内の最重要拠点に位置付けており、エンドユーザーへ特徴や機能性を説明しやすい動線づくりを意識した。新築はもちろん、リフォーム需要もしっかりと取り込みたい」と話した。
担当記者:道本