北川鉄工所
工作機械部品など製造の北川鉄工所(府中市、岡野帝男社長)は昨年11月、インドの孫会社KITAGAWA INDIA PVTが同国南部のカルナータカ州ベンガルール市で構えた新工場を稼働した。工作機械の旋盤などで加工物をつかむ部品「チャック」を製造する。
同州はトヨタ自動車、本田技研工業、アイシンといった自動車、関連部品メーカーのほか、安川電機、DMG森精機など大手工作機械メーカーも多く工場を構えるエリア。工作機械の市場規模は2023年に32・9億㌦で、過去5年間で48%拡大している。
北川鉄工所は19年に4億円を投資し、鉄骨2階建て延べ1710平方㍍を建てたが、コロナ禍で生産開始が延びていた。特に中国、韓国、インドの競合他社が得意とする一般部品製造業者など向け機種の市場に合わせ、従来型標準品を改良して価格競争力が高い廉価版の展開を計画する。岡野社長は「26年3月期の連結売上高で工作機械事業は前期比10%増の99億円を見込む。国内需要が横ばいの中、インド市場の伸長が大きく寄与。同国内の大手工作機械メーカー3社に納めるシェアは40%を獲得している。新工場で作る廉価版は収益率が低いが、まずはシェアを高め、部品交換などで利益確保していく」とする。
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