地域経済 2026.03.16

新星工業社の関連会社 的場町に無人ホテル 路面電車「循環線」で需要拡大にらむ

 制御盤製造などの新星工業社(南区宇品海岸、佐々木誠社長)の関連会社で不動産管理の広島港運商事(同所、佐々木順子社長)は、広島駅から徒歩9分の南区的場町2―3―21の敷地205平方㍍を取得し、重量鉄骨造4階建て延べ505平方㍍のホテルを建設している。5月中旬に引き渡しを受け、今夏の開業を目指す。

 広島電鉄の路面電車「循環線」が3月28日に供用開始される予定で、多くの需要が見込めると判断した。総事業費は約5億円で、設計・施工は積水ハウス。ホテル名は「万華鏡」を意味する英語から「カレイドインヒロシマ」とする。外国人旅行客を主対象に全10室のうち6室で、国風文化をイメージする「平安」や「神楽」、「歌舞伎」、「忍者」などと日本にちなむコンセプトルームを設けるほか、カープファン向けも用意する。

 全ての客室が30平方㍍以上と広く、ゆとりある2人利用を望む夫婦から4~5人のグループや家族連れまで対応。セルフチェックイン方式などを採り入れて無人運営し、効率化を図る。宿泊施設やマンスリーマンション運営を手掛けるあなぶきスペースシェア(香川)に委託する。

 新星工業社は2025年7月期決算で前年比19%増の売上高53億5461万円を計上。広島港運商事は新星工業社の本社ビル管理を手掛けている。

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