東広島市は2月18日、広島大学と共同開発したブランド「東広島こい地鶏」の販路拡大に向けた初の試食会を同市内の飲食店で開いた。サタケなど食品関連企業のほか、飲食店経営者、同ブランド推進協議会のメンバーら6人が参加。ひき肉やモモ肉、地場産の米と野菜を使った2種のカレーを実食し、意見交換した。こい地鶏は濃厚なうまみや弾力のある歯ごたえが特徴。同市内の飲食店を中心に提供が進む一方で、100㌘あたり600〜800円と価格面に課題がある。参加者からは、このカレーをベースにブランド化して飲食店に広める案や、手軽な価格のレトルトに加工して家庭用や土産物としての消費を促進させる案などが出た。県料理業生活衛生同業組合の川口伸二理事長は「肉だけで売るのではなく、日本酒も含む豊富な地場産品を一つにできるメニュー開発を進めたい。将来は飲食店主導で新たなソウルフードを作り、観光産業の強化にも生かせれば」と話した。

担当記者:額田

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