廿日市自動車学校(黒井産業) / 名越 康浩 校長

黒井産業(山形)が国内で運営する自動車学校33校(グループ含む)のうちの一つで、2007年開校。近年の若者の車離れや少子高齢化を受けた施策が急務となる中、心理学の観点から運転者や歩行者の行動特性を分析して安全指導を行う交通心理士の育成に力を入れる。
「同資格の取得に関わる費用をほぼ全額負担している。保持者は県内で約10人といわれる中、当校のみで5人が在籍。技術だけでない教育に努めていく。またコロナ禍でのニーズに応えるほか、木材港近くにある当校のアクセス面の対策として導入したオンライン学科が好評で、現在は受講者の9割を占めている」
庄原格致高校を卒業後、1979年に広島県警の事務職員として入職。警務課、会計課、情報管理課などを経て2021年に退職、現職に就いた。
「廿日市警察署時代、死亡事故が起きた際に遺族へ訃報を知らせることも業務の一つだった。大切な人を突然失い、やり場のない悲しみと驚きを怒りとしてぶつけてこられる方や、肩を落とすとはこういうことか、と思うぐらい悲痛な光景を何度も目の当たりにした。今でも頭によぎることがある。そうした経験も踏まえ、当校の理念『命、愛、責任』の下、安全な交通社会の実現に貢献したい」
同市内で妻と二人暮らし。社会人の娘が2人いる。休日はマイカーで庄原市へ帰省し、実家の米作りを行う。