地域経済 2026.02.24

システム開発のホックビル 衛星活用し災害・農地調査 各種地図情報を統合、3D表示

システム開発のホックビル 衛星活用し災害・農地調査 各種地図情報を統合、3D表示

 衛星活用のシステム開発を手掛けるホックビル(佐伯区観音台、菅雄三社長)は、衛星画像から土砂崩れの状況や耕作放棄地などを検知して立体地図上に表示するシステム「眼魅(がんみ)TSX」を開発した。行政の災害対応や農地調査などへの活用を見込み、2025年12月から、三次市とため池や農地、山林調査の実証に取り組んでいる。

 菅社長は広島工業大学の名誉教授で、内閣府の大規模災害衛星画像解析支援チームのメンバーも務める知見を生かした。衛星画像解析などから土地の被覆や利用状況を導き出し、ため池、農地などの分布図を作る。これを山林、河川など各種地図の情報から作成した3Dの地図に重ねて表示する。検出対象ごとに可視光線、赤外線などさまざまな種類の衛星データを組み合わせる。任意の場所を選ぶと拡大画像を表示。最新の高解像度データや過去画像を読み込むことで、災害前後や耕作状況など時間経過による変化を可視化できる。被災状況の調査のほか、ため池の水位分析、農作物の生育状況など平時にも使える「フェーズフリー」なプラットフォ―ムとして普及を目指す。
 三次市との実証結果を3月末に発表予定で、運用や機能、コストなどの検証の後に段階的な実装を目指す。将来は全国の自治体に向けた販売を検討する。
 同社は菅社長の衛星関連の研究実績の社会実装を目的に、21年に設立した。高速道路の障害物などを検知して除雪車の除雪板を自動制御するシステムも開発し、事業化を進めている。

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