日本政策金融公庫広島支店は事業承継マッチング支援事業で、「花ショップジョリ」(府中町鶴江、梶岡チヅル代表)の事業承継を支援した。「赤いアンナ」(同、佐伯杏奈代表)が譲受し、同店に事業承継・集約・活性化支援資金でサポートした。花ショップジョリは1987年創業の生花店で、ギフト用アレンジメントや花束、鉢物、切り花の販売のほか、フラワーアレンジメント教室も運営。親族などに後継者が不在だったことから、第三者承継に向けた検討を始め、2022年11月に日本公庫の「事業承継マッチング支援」に登録。広島県事業承継・引継ぎ支援センターにも登録し、複数の譲渡先の紹介を受けて検討を重ねた。佐伯氏は全国展開する大手生花店に勤務し、23年10月にフラワーデザイナーとして広島市内で創業。実店舗は持たず自宅でフラワーアレンジを行ってインターネットで販売し、事業拡大へ店舗出店を検討していた。共通の知人からの紹介でマッチングが実現し、24年7月に事業譲渡契約を結んだ。佐伯氏は事業承継に必要な資金を日本公庫から調達した。日本公庫は事業承継支援に注力し、広島支店でも実績が出ている。

担当記者:大谷

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