地域経済 2026.02.16

ロジコム インドなど国内外で拠点拡充 自動車部品サプライチェーンに対応

ロジコム インドなど国内外で拠点拡充 自動車部品サプライチェーンに対応

 自動車部品納入代行や物流で地場大手のロジコム(東区矢賀新町、大上正人社長)は、人口増加や経済成長の著しいインドの物流会社を買収するなど拠点拡大を進めている。タイ、インドネシア、中国にも現地法人があり、世界的な自動車部品のサプライチェーンに対応していく。2026年3月期の単独売上高は前年比4・3%増の350億円、グループ全体で4・7%増の450億円を予想する。

 25年末にインドのグループ4社を買収した。外航船による輸送手配や通関、倉庫保管など、輸出入に関わる物流業務全般を代行するフォワーディングを担い、8拠点で主要港を網羅している。国際貨物のセキュリティー管理やコンプライアンス体制に関するAEO認定を取得済み。自動車部品や精密機器を含めた一般貨物を扱う。トラック輸送は主に外注している。社歴20年以上で4社合計の売上高は約20億円あるが、後継者不足だった。
 これまで日系自動車メーカーとの取引がなく、今後はロジコムのネットワークを生かして提案していく。4社の統括責任者として児島弘和部長が着任した。ベンガルールではメーカーからの依頼でモニターやノートPCの修理事業も手掛ける。
 これと別途、ロジコムとアルプス物流(横浜市)の共同出資会社が19年10月に同国で現地企業を設立しており、日系自動車メーカーの工場があるグジャラート州で倉庫を借りている。倉庫業からフォワーディングへ領域を広げるため、今回のM&Aを決めた。将来は日本とインドから欧米を視野に入れるハブ機能を持たせたい考え。
 また、タイでは24年春に敷地約7700平方㍍、延べ3000平方㍍の倉庫(事務所含む)1棟を新たに取得した。メキシコの現地法人は、米国関税政策などを考慮して26年1月末に合弁先へ売却した。
 日本国内では29年をめどに、愛知県の豊田市で敷地約3万7000平方㍍、2層式約2万平方㍍の倉庫を建設する。借りていた拠点から移り、機能強化を図る。福岡県の行橋市では27年度をめどに、2層式約1万2000平方㍍の第2倉庫を新設する。国内外いずれの拠点でも物流効率化によるコスト削減を荷主へ提案していく。

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