その他 2022.01.13

小林カズヒコの経営者のための実践マーケティング講座 第34回

確かな効果があった収益を上げる絶対条件

コロナ禍でも「値引きをやめる」 

 本連載の第32回で「コロナ禍でも成果を出す三つの取り組み」として「知識」「パッケージ」「発信」の重要性をお伝えしました。もう一つ、収益を上げるための絶対条件を紹介しましょう。随分前の連載でもふれましたが、この1年ずっと快進撃状態の私のクライアントが全員実践してきたことですので、再度自信を持って推奨しておきます。
 それは「値引きをやめる」です。私がコンサルティングを引き受けた際、最初のセッションでクライアントに「金輪際、値引きをやめていただきます」とお伝えすると、ほとんどの経営者が驚かれます。日本の経営者は値引きに慣れきってしまっており、自分の企業の存在感を出すには「いかに他社より安く価格設定するか、という道しかない」と口にする方も少なくありません。その結果、薄利多売合戦の負のループから抜け出せなくなるのです。
 経営者は、たった今この瞬間から「スパッと値引きをやめるぞ!」と宣言しましょう。するとどうなるか。面白いことに、ここで初めて「値引きせずともお客さまに価値あるものとして買っていただくには、なにが必要なのか」を真剣に考えるためのスイッチがオンになるのです。
 そんなことができるわけがないと踏みとどまるなら、あなたは今後も安さだけが取り柄の「つまらないもの」を売っていく可能性が高い。いかがでしょうか。
 また、お得意先から「もっと安くしないと取引しないよ」と圧力を掛けられ、止むに止まれずという声もよく耳にします。こんな関係からも一秒でも早くサヨラナすべき。上から目線の取引先とお付き合いしてもお互いメリットがないばかりか、ヘタすれば共倒れもありうる。安売りからの脱却は、悪縁切りでもあるのです。
 さて、値引きの次は間髪入れず、価格の引き上げに取り掛かりましょう。いまの設備や技術、商品でできる範囲内で考えず、無理は承知でこうあれば素敵だな、と思う理想の未来から逆算して妄想を広げてみてください。私のあるクライアント(個人事業主)も最初は半信半疑でしたが、私とセッションを繰り返すうちに、これまでの最高額サービスの10倍にあたるハイエンドコースを立ち上げ、11カ月後には広島県下で客単価ナンバーワン店へ大躍進を遂げました。コロナ禍にもかかわらずに。
 値下げをやめて値上げを考える。すると、売るべき真のターゲットは誰なのか、どんな付加価値を生み出せばいいか、それをどう言語化して発信すればいいか、徐々に道筋が見えてくる。このプロセスは非常にエキサイティングなものです。あなたのビジネスを格段に進化させる、これほどシンプルかつ強力なマインドセットはないと断言します。

◇お知らせ
 1月14日から計6回(各2時間)シリーズで、コロナ禍でも成果を出した私のマーケティングスキルを公開レクチャーする、その名も「アフターコロナの大倒産時代はコレで生き抜く‼経営者のための実践マーケティング学」を開講します。会場は中国新聞文化センタークレドビル教室。即ビジネスに役立てられるよう、ワークショップも組み込みます。対象は中小企業経営者や個人事業主のほか、マーケティングに興味をお持ちなら誰でもオッケー。全6回、3カ月のコースで限定20人。詳しくは、中国新聞文化センタークレドビル教室電082―962―4111。

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PROFILE
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小林 カズヒコ 
コピーライターやアートディレクターを経て、中四国初の本格的なマーケティングコンサルに転身。中小企業経営者や個人事業者へのコンサルほか、金融機関からの依頼で経営が悪化した企業への助言も実施。診断や相談先メール(匿名不可)marketingdefense@harukomania.com

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