藤本屋 / 藤本 順子 代表
3月20日、広島燗(かん)酒フェスティバルを広島城本丸下段で開く。現在の天守は旧市民球場が完成した翌年の1958年に再建され、復興のシンボルの一つとして長く親しまれてきたが、老朽化に伴い2日後に閉城。はなむけの一杯を贈る。
「開催は7回目。昨年は約1万人が城と酒に酔いしれました。今年は廿日市から庄原まで県内23酒蔵が集い、これぞという日本酒を振る舞います。冷酒、冷や酒も用意するので気温を問わず、さまざまな楽しみ方ができます」
酒は1杯500〜600円、3500円分の前売り券は3000円。一つづりで3合弱飲めるという。また市内14の飲食店が参加し、酒に合うつまみを提供する。
「食事とのペアリングを楽しんでもらおうと、各店に異なる銘柄を指定して酒の特徴に合わせた料理を用意してもらいます。同城は国内外の老若男女が訪れ、楽しむ場所です。来年も本丸下段で開催します。天守の外観は眺められるでしょうが、中に入れなくなる前にたくさんの人に広島城へ足を運んでほしい」
知らぬ人に盃強ひる桜かな(正岡子規)。うまい酒に人の輪も広がるだろう。時は立春、温かい予報。天守を囲む桜で花見酒となるか。