地域経済 2026.02.09

ハンディモア 脱げないロンパース開発しW受賞 コルネリア症候群、知的障害向けなど発売へ

ハンディモア 脱げないロンパース開発しW受賞 コルネリア症候群、知的障害向けなど発売へ

 ハンディモア(東広島市西条町郷曽、石本弥生代表)は「簡単に脱げない介護ロンパース(上下続きの服)」を開発した。昨年8月に意匠登録申請を行い、今年4〜5月の発売を計画。アクティブベースくれの地域活性化支援制度「幸運(グッドラック)」と中国ニュービジネス協議会などが主催する「中国地域女性ビジネスプランコンテスト・ソエル優秀賞」をダブル受賞した。
 従来品は股下に開口部があるため、言葉による意思疎通が難しい人に着せても自分で衣類を脱いでオムツを外すことがあり、デザイン性も乏しかった。新商品は本人の視覚に入らず手が届きにくい尻部に開口ボタンを付けることで、脱衣やオムツ外しを防ぐ。知人の障害者アートデザイナーらの協力などでロンパースのデザイン性を高める。肌に優しいコットン素材を使い、中四国の工場で量産に向けて話し合いを行っている。
 石本代表は長崎県生まれ、呉市育ちの60歳。海上自衛隊勤務、結婚・出産を経てパート勤務、住宅清掃の個人事業を営みながら37年間にわたり、コルネリア・デ・ランゲ症候群で重度知的障害と行動障害がある長男を在宅介護してきた。自身の経験を基に、被介護者がオムツを外して衣類や布団を汚してしまうことを避けて介護者の負担を軽減し、本人の尊厳を守る新商品を制作。意匠登録後の4〜5月に、医療福祉施設や業者、通販サイトなどで販売開始を計画する。初年度は2000着の販売を見込む。
 コルネリア症候群は国内約4000人、知的障害者は約42万人で、他に認知症(約520万人)、アトピー性皮膚炎(90〜120万人)も対象に商品開発を進める予定。同じ機能を備えるTシャツ、パジャマなどのアウター商品への展開も目指す。

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