広島信用金庫 / 川上 武 理事長

2024年の広島県経済は緩やかな回復基調になったが、物価高や原材料高が続き、企業業績や家計への影響が懸念される。広島では新サッカースタジアムが開業。今春にはJR広島駅ビルが開業するなど都市開発が進む。地元金融機関トップに25年の県経済の見通しや注力分野などを聞いた。
県経済の現状と25年の見通しは。
製造業はマツダの国内生産が前年を下回る中、工場で製造ラインの変更などの動きが出ています。一般機械や鉄鋼も弱含むなど足踏みが続き、業績回復と価格転嫁が進まない2極化の傾向が出ています。非製造業は物価上昇による消費マインド低迷、人手不足の影響が出ています。25年は緩やかな回復が続く見通しですが、海外経済の動向や構造的な人手不足など下振れリスクもあります。