電動工具など販売の藤原商会(西区商工センター4―7―21、藤原篤史社長)は3月8日、現場で作業するプロ職人向けで中四国最大級の電動工具専門店「藤箱」を同所に開く。〝体験型のセレクトショップ〟をコンセプトに、専門知識を有したスタッフが接客し、大手ホームセンターとの差別化を図る。店舗面積約350平方㍍に8万点を展示。建築建設エリアは黒を基調にした無骨でクールな印象に、農林造園エリアはウッドデッキを採り入れ、アウトドア感のあるカジュアルな雰囲気とした。複数のケースを自在に連結させられるミルウォーキー(米国)のパックアウトを全種類そろえるほか、スチール(独)、ハスクバーナー(スウェーデン)のチェーンソー、マキタの園芸工具などを多数用意。デモ機を豊富にそろえるほか、メーカー担当者を招いたイベントなどを計画し、実際に使い比べてもらう。店舗での取り扱いが珍しい薪割り機やロボット芝刈り機なども置く。修理室を設け、一般客にも対応する。2024年に先行オープンした別棟(西館)では園芸用品、打刃物、薪ストーブを扱う。ガーデングッズ専門の「ロイヤルガーデナーズクラブ」や、職人の手作り和包丁・はさみなどを紹介する。サウナの体験型ショールーム「ハルビア広島西」も併設し、工務店やハウスメーカー、商業施設などに訴求する。2月27日にはハルビアジャパンの笠間聖司社長、サポーズデザインオフィスの谷尻誠社長、建築設計デザイン事務所スウィッチの谷川智明代表のトークセッションを開催。3月8、9日にはお笑い芸人のオヤカタくんを招き、藤箱のオープンイベントを実施する。
担当記者:高見