広島仏壇卸商組合/木原 賢治 組合長
1月1日付で組合長に就任。広島は浄土真宗の安芸門徒の信心に支えられ、金仏壇の有力産地として全国に知られる。発祥から200年以上の歴史を刻む「広島仏壇」の問屋が集まり、1887年1月結成来、地道に活動を続ける。
「近年は仏教離れが著しく、生活様式の変化も併せて仏壇業界を取り巻く環境は厳しさを増す。組合では毎月1回開く定例会で後継者育成や技術技法の継承などを主題にどうあるべきか、議論を重ねている。今後、ポスターなどを制作し、積極的に発信していきたい」
同業で経験を積んだ父親が創業した木原仏壇(中区十日市町)の2代目。中央大卒、業界初の上場会社に勤め仏壇組み立てや営業を経験。家業を継ぐため1994年帰広し、2017年に社長に就任した。仏壇造りを成立させる七匠(ななしょう)の技術を見極めることが一番の仕事という。
組合加盟店は現在7社。同組合が主導して職人も加入する「広島宗教用具商工協同組合」が1978年に経済産業省指定「伝統的工芸品」認定を受け、計22社で仏壇製造を守る。
「時代のせいにすることはできない。危機感をばねに、伝統技術を生かしたオリジナル製品の開発も手掛けていきたい」