建設資材商社で各種専門工事も手掛けるアマノ(尾道市東尾道、天野裕社長)は、2025年9月期の売上高が前期比9%増の299億2100万円となり、過去最高を更新した。連結売上高も329億円で最高。市内中心に大型工事の受注が増えたほか、建材価格の高騰を受けた価格転嫁が影響。今期売上高は横ばいを見込む。半導体関連企業の進出による建設需要の拡大を見越し、昨年11月に熊本営業所を新設した。
拠点別では広島支店が前年比12%増の132億円、福山が同9%増の58億円、尾道が同28%増の38億円とけん引。事業部別では基礎が同42%増の59億円と大きく伸びたほか、建築が同1%増の74億円だった。土木建材は同14%減の136億円。工事物件数は前年比97件増の5652件。大型案件では市環境局南工場(南区)の建て替えに関わる基礎工事、中国四国管区警察学校本館(同区)、ミナモアなど広島駅、呉駅周辺の再開発、高速道路の更新工事などを受注し、前年に比べて1案件当たりの規模が拡大した。山口支店は昨年10月に営業所から昇格。22年に開設した福岡営業所も売上高3億円規模に伸び、堅調に推移している。
熊本営業所は大手半導体メーカーTSMC(台湾)関連の工場誘致へ注力している同県南部の八代市に開設。同市では28年をめどに県営工業団地の分譲が始まる計画で、労働者人口の増加に伴う個人住宅、商業施設の建設需要を取り込みたいとする。
1926年創業。今年10月に100周年を迎える。開発、資材卸、工事を一貫で手掛ける体制が強み。土木・建築資材の販売では中四国トップシェア。