新人時代 2026.01.26

差別を受けて人の尊厳を大切に

CANOW/原田 学 社長

差別を受けて人の尊厳を大切に

 佐伯区出身で市内の開業医家庭に生まれ、倫理観や人を大切にする両親に育てられた。一方、幼少期から嫉妬など多様な被害に遭い、回避するうちに自然と負けず嫌いに。1991年に城北高校を卒業後、前パラグアイ大統領などを輩出した米国の旧・帝京ポウスト大学に1期生として進学した。語学もままならない1年目、燃えている紙を寮の部屋に投げ込まれるなど、さまざまな人種差別を経験した。
 そうした白人社会への反骨精神だっただろうか、2年生へ進級時の寮編成で30人の日本人学生が白人をルームメイトに選ぶ中で唯一、サッカー部の友人だった黒人と一緒に。留学生コミュニティーの結束を生む大きなきっかけになった。
 インド出身の後輩がいた。カフェでいつも独りだった彼を日本人のグループに招き入れ、昼夜を共にするように。ある日、いつものお礼がしたいとニューヨーク5番街のインド料理屋に連れられた。店の扉を開けた途端、店員が花びらを振りまいてお出迎え。すると店の奥からSPをぞろぞろ連れた当時の大統領夫人ヒラリー・クリントンが現れ、友人にあいさつ。後で聞くと、彼はインドの財閥の御曹司で、父が経営する店だった。
 留学を通じ、人を立場で測らず、手を差し伸べる姿勢を学んだ。差別と支援の双方を経験し、尊厳を何より重んじて人と向き合う。現在、地元で営む障害者・高齢者向け訪問看護・介護「しるし」の事業観につながっている。

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