重度障害・難病者向け介護サービスを手掛けるユースタイルラボラトリー(東京)は、県内での事業展開を加速している。昨年11月の日中サービス支援型グループホーム「ユースタイルホーム東広島」(同市八本松飯田6―19―3)を皮切りに、今年6月には福山市神辺町川南524に同様の施設を開く。今後数年をかけて、両市に1軒ずつ、広島市内で5軒以上を供給したいとする。
障害者区分4〜6の中度〜重度者は受け入れ先が限られ、在宅介護や長期入院を余儀なくされるケースが多いが、例えば両親の高齢化で自宅介護の継続が困難になるなど施設の需要が高まっているという。同ホームは重度障害者が24時間365日を施設内で過ごせて食事や入浴、見守りといった生活支援を受けられる。
新築した東広島のホームは2階建て延べ床面積478平方㍍。6畳の個室を各階に10室設けた。短期滞在用も1室ずつ置き、計22室。エレベーター、介護浴槽などに加え、車いすが余裕をもって往来できる空間を備える。また内部から解錠できない玄関などで精神・発達障害者の事故防止対策も徹底する。既にスタッフ10人を雇用し、現在は1階のみを使用。採用活動が進めば2階の供用を始め、男女で階を分ける予定。4月までに満床を計画する。同市内では他社が運営する施設に次ぐ2軒目。県内全体で供給が足りないため、広島、竹原、三原市などからも入居相談があるという。家賃、水道光熱費、日用品費合わせて月額5万8100円、食費は1日1300円。別途、入居者世帯の収入状況などによって介護サービス利用料が発生する可能性がある。
福山の施設は2階建て延べ497平方㍍を予定。仕様は同様。遊休地などの情報を常時募集し、県内での拠点整備を加速したいとする。既に県内5カ所で展開する重度訪問介護と合わせて体制を強化する狙い。