地域経済 2026.01.26

めっき加工の柿原工業 toCブランドや自動塗装設備 車業界の変革見据えた体制構築

めっき加工の柿原工業 toCブランドや自動塗装設備 車業界の変革見据えた体制構築

 自動車部品のめっき加工などを手掛ける柿原工業(福山市箕沖町、柿原邦博社長)は、一般向け商品や塗装設備の自動化といった新たな取り組みを進めている。昨年に立ち上げたtoCブランドからは、静電気による髪へのダメージを低減する、くしの第2弾を12月に発売した。塗装領域では高効率の機材を導入して生産性向上やコスト低減を実施。事業の幅を広げることで、車業界の変革にも耐えうる体制づくりを目指す。

 自動車のフロントグリルや内装などの部品にめっきを施す技術を生かし、昨年春に一般向けブランド「LumiKA+(ルミカプラス)」の展開を始めた。第1弾商品の女性用くし「プラチナローズコーム」に続いて発売した新商品「プラチナモノコーム」=画像=は男性がメインターゲット。女性用と同様、プラスチック製くしの表面をめっき加工して髪との摩擦を低減する。男性を狙ったシャープなデザインとし、ダークチタニウムとシルバーの2色。サイズは縦13・5×横3㌢で厚み4㍉、重量約13㌘。3300円。販売は公式オンラインストアほか、女性用はJR広島駅ビル・ミナモア3階のミオバイドッツなどでも実績がある。
 昨春には塗装設備の完全自動化も行った。数年前から使っていたスピンドル(回転軸)塗装機に加え、搬送ロボットなどを導入。従来の手吹き塗装に比べ、作業性だけでなく塗着効率や仕上がりの均一性も高まった。また同じ金型で、別々の表面処理(めっきと塗装)にワンストップで対応したり、めっきの上から部分的な塗装を施したりできる技術力も強みという。同社は1960年創業、2025年4月期売上高は35億2467万円。

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