主に循環器関連の医療機器を製造販売するジェイ・シー・ティ(安佐南区祇園、林俊之社長)は1月6日、子ども向け充電式電動鼻吸い器「SNOSE(スノーズ)」を発売した。同社が2017年からBtoC事業として取り組むベビーケア用品ブランド「Aidee(エイディー)」の新製品。従来の乾電池式より吸引流量を高められ、保管や持ち運びにも便利なリチウムバッテリー式を採用したほか、吸引口と鼻水カップを直結することでホースの洗浄を不要にした。大人も使えるが、主なターゲットは新生児〜小学校高学年を想定。鼻水吸引器は子どもの鼓膜や中耳、粘膜に負荷がかかることがあるが、同製品は吸引圧を最大70気圧に抑え安全性を高めた。出力は9段階で調整できる。本体には夜間でも使いやすいLEDライト、子どもが嫌がる機械音を緩和するメロディー機能を内蔵。専用ケース、充電コード付きで6800円。近年、保護者が口で吸うタイプに比べて風邪が伝染しづらい電動式の需要が特に増えているという。
担当記者:額田