ゲームなどリサイクル店運営のレプトン(佐伯区五日市中央、広兼亮社長)は、ゴルフや工具といった新たな中古商材の扱いを強化している。昨年10月に工具、11月にゴルフウエア特化の新業態店を、1月25日には坂町北新地にゴルフ用品の「レプトンゴルフ」4店目を相次ぎオープン。少子化に加えダウンロード版の普及で、パッケージ版ゲームなどの中古市場の縮小が見込まれる中、ラインアップを拡充し需要を取り込む。

これら新業態の展開によって全20店を突破。ゴルフウエアに特化した新店「ジゾウプラス」は、中古ゴルフクラブなどの既存店「レプトンゴルフ地蔵通り店」向かいの中区富士見町15―14に立地する。ベストなどのゴルフウエア、クラブケース、靴、帽子など常時500〜600点を置く。アパレルブランドによるファッション性の高い製品を多くそろえ、女性客の獲得を狙う。ウエアのレンタルも計画する。客が自由に使える試打スペースを設け、既存店の同スペース混雑時に活用する。中古工具の「アクトツール広島祇園店」は関東中心に同店を展開するアクト(東京)にFC加盟し、県内初出店。建築用の電動工具などを中心に買い取り、点検、清掃、メンテナンスして売る。近年、コロナ禍で人気が高まったゴルフ、トレーディングカードなどの分野を強化。2024年6月期売上高は前年比5・3%増で過去最高の40億2800万円を計上した。
担当記者:大島