もみじ銀行とワイエムコンサルティングは、金属製建具製造のサンケンフロント(中区、下枝良輔社長)の中小企業版SBT認定(SBTiが認定するパリ協定に整合した温室効果ガス削減目標)取得を支援した。スコープ1(自社での燃料使用や工業プロセスによる直接排出量)、スコープ2(自社で他社から供給された電気、熱、蒸気を使用したことによる間接排出量)を2030年に23年度比42%削減を目指す。1985年設立で、ビル用サッシの設計・製作・施工が主業務。環境負荷を低減したガラスに替わる素材「ポリカーボネート製壁面パネル」を使い消費電力を削減し、カーボンニュートラル実現につなげる取り組みを事業化。社内では高効率空調への転換のほか、使用電力を再エネ電力契約に切り替え、年間100㌧近くあるCO2排出量のうち、40㌧以上を削減する。サプライチェーン全体でも、上場企業などの取引先と連携した取り組みを推進する。
担当記者:大谷