広島県は、事業にAIを活用したい県内企業と県内外のAI開発者をマッチングする実証事業「ひろしまAIサンドボックス」の参加募集を始めた。開発・実証経費の補助金に総額2億円を用意した。AIで解決したい課題を提案する県内の企業・自治体等向けの「課題提案型」と、全国のAI開発者から解決アイデアを募る「自由提案型」の2コースを用意。課題提案型は新規領域の獲得、売り上げ向上、コスト削減などを切り口に、AI活用による新たな価値創造につながる課題案を募る。採択されAI開発者とのマッチングが成立すると、開発者に実証の場を提供し、費用負担なく効果を検証できる。締め切りは2月28日。自由提案型は1月下旬をめどにアイデアを募り、県内企業とのマッチングを実施。両コースで5月下旬〜2026年2月末に実証実験を行い、開発者に対して対象経費の2分の1で最大1億円を補助する。イノベーション推進チームの崎本龍司課長は「AIを活用したいが、どこから取り組めばいいか分からないといった声を聞く。AI開発の企業・人材を全国から集め、県内のAI活用を加速させたい」と話した。

担当記者:梶原

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