尾道市に本社を構え、「イカ天瀬戸内れもん味」などのスルメフライを主体に、海産珍味やスナック類の製造販売を手掛けています。15年ほど前に家族で福山市のステーキ店を訪れたことがきっかけで、赤ワインをたしなむように。ソムリエが産地、香り、味わいなどを丁寧に説明して薦めてくれた銘柄が本当においしかったのを今でも覚えています。何かと小難しい印象があったワインの知識を深めるために、まず手に取ったのが漫画「神の雫」でした。作中では値段の高低に関わらず、さまざまな産地の優れたワインを紹介。その文化や歴史、情景などが作者独自の視点でコミカルに表現されているため、気になる銘柄を買っては自宅で楽しむようになりました。例えばイタリアのルーチェは、気の置けない仲間とハッピーなひとときを楽しむ軽やかな味わいが特徴で、好きな銘柄の一つです。また、2015年に当社が年商20億円を初めて達成した際に、祝いの席で妻と奮発して空けたフランス・リシュブールの味も格別でした。このようにその日の気分、食事シーンなどに併せて銘柄を選ぶのも醍醐味(だいごみ)で、当社が大切にする「さまざまな消費シーンに寄り添う商品づくり」の参考にしています。酒は百薬の長。年を重ねても楽しめる素晴らしい趣味だと思います。今の夢は双子の娘の生まれ年の09年産ワインを、成人時に一緒に楽しむことですね。

担当記者:道本

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