今年創業120周年を迎えるJR西日本のグループ会社。従来のツーリズム事業に加え、その旅行業のノウハウを生かして地域課題を解決するソリューション事業にも力を入れる。「例えば自治体の人口減少対策に、企業のワーケーションツアーや移住セミナーの企画提案と実施サポート、地域の観光資源を発掘する地方創生のコンサルティングなどを、経験やネットワークを活用して展開。広島支店でもコロナ禍で旅行業が停止した時期から本格化した。廿日市市では過疎化・人口減の解決策で、定住者を増やす前段階として、世界遺産・宮島から地域をつなぐ観光で交流人口を増やすことを提案。観光地の磨き上げや宣伝、多言語案内設置といった受け入れ態勢の整備案などに取り組んでいる」1971年生まれ、埼玉県出身。大学を卒業し、94年4月入社。広島支店で法人営業を担当し、2012年副支店長。14年山口、17年福山、20年岡山でそれぞれ支店長を務め、24年1月から現職。「この20年余りで広島は街のポテンシャルが上がった。G7の開催などもあり二つの世界遺産でインバウンドが増加。野球に加えサッカー場も開業し、スポーツの集客力が街の魅力を上げている。この動きを一過性で終わらせてはもったいない。次は国際会議や見本市を開けるMICE施設と、受け皿となる宿泊施設などを提案したい」趣味はゴルフ。家族と市内在住。

担当記者:斎藤

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