食品素材製造の池田糖化工業(福山市、池田直之社長)は10月24日、鉄分を加えた食品原料「ミネラクト乳酸菌Feプラス」を発売した。黒糖などを植物性乳酸菌で発酵させた粉末状の素材「ミネラクト乳酸菌」をベースに、鉄分を含む食品添加物「ピロリン酸第二鉄」や水溶性食物繊維を加えた。鉄分は胃で取り込まれるとむかつきなどを引き起こすため、十二指腸で吸収されやすいpH(水素イオン指数)値になるよう工夫。匂いが少なく、食材の風味を損ねにくい。栄養機能食品、ペットフードなどの分野で需要を見込む。亜鉛を配合した「同Znプラス」も同時に発売した。健康志向の高まりを背景に5〜6年前から乳酸菌をはじめとした機能性素材の開発、販売に注力。昨年から畜肉風味調味料などプラントベース食品に特化したブランドも展開。

担当記者:大島

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