大阪に本社を構え、太陽光発電の用地確保やパネル設置、運営などをワンストップで手掛ける。全国で大型商業施設や工場の屋根などに施工した実績を持つ一方、中国支店ではいち早く、同じ土地で発電と作物栽培を並行する「営農型太陽光発電」事業を昨年度から本格展開。県内では東広島市などで稼働している。「2023年4月に中国電力と提携し、営農型太陽光発電設備の開発を進めていくようになったことが大きい。再エネの供給量増加はもちろん有意義ですし、例えば耕作放棄地を活用すれば、地主は管理に困る土地を農業用地として移譲できる。実際に問い合わせも多く入っており、高齢化や農業の担い手不足といった課題の解決策として、さらに認知を広げていきたい」1985年6月24日生まれ、福岡県出身。玉川大学を卒業後に東京の企業でシステムエンジニアに就くが、異職種での成長を志し6年後の2014年に営業として現在の会社に入った。九州支店長を経て20年に現職へ。23年からは四国支店長も兼ねる。「営業の頃は売るという意識よりも、顧客の不安を一つ一つ解消し、納得してもらうスタンスでした。物事を順序立てて考えるのはプログラミングと同じ。癖なのかもしれません」妻と子ども2人を福岡に残し単身赴任。広島暮らしは来春で丸5年になるが、ヘラを使うお好み焼きの食べ方にはいまだ苦戦している。

担当記者:近藤

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