「看護士の頃、高齢者に足のトラブルが多いのが気になった。痛みから歩く機会が減ると、足が弱って転倒することもある。衛生的なケアが、いつまでも自分で立って歩くお手伝いになれば」とはドイツ式フットケアWill(安芸区船越)の二川けい子代表。看護師として28年勤務後に民間資格を取り、2021年11月に開業。3周年を迎え、施設や利用者宅への出張サービスを始めた。ドイツ式は専用の機械でタコや魚の目、巻き爪、ひび割れなどをケアし、痛みもないという。施術は女性専用。再びトラブルを作らないようにスキンケアや靴の選び方、歩き方なども指南するほか、フットケアなどセミナーの依頼も受ける。「高齢施設や介護の現場に限らず、足の異常の早期発見や予防の知識が求められている。これからも地域でお役に立っていきたい」
担当記者:斎藤