ホテル業界は浮き沈みが激しい。沈む時はいち早く沈み、浮き上がる時はゆっくり。現職に就任した翌年からコロナ禍。1989年にJR西日本に入社し、3年後にジェイアール西日本ホテル開発に異動後、国内経済を揺るがす大震災やリーマンショックなど事あるごとに遭遇し、対応に懸命でした。落ち込んでも仕方ない。七転八起を貫く。転んだ経験を糧に、その都度立ち上がる。前を向いてやるべきことをやると肝に銘じている。コロナのただ中は、レストランのメニュー開発や宿泊者専用ラウンジの新設など集客の種まきに知恵を絞り、工夫に努めた。グループホテルの京都や大阪はインバウンドで好調だが、中国地方はまだ十分にその流れが来ていないように思う。しかし今後インバウンドの伸びは大いに期待でき、宿泊需要はまだまだ伸び代があると確信している。現従業員は230人強。20代前半が3割を占める。持ち場ごとに責任を果たし、力を合わせて頑張ってくれている。失敗にひるむことなく、どんどん挑戦してもらいたい。七転八起から多くを学ぶ。新しい広島駅ビル7〜21階に来年3月24日開業する「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」の380室と合わせ、2館で787室体制が整う。予約は順調。笑顔いっぱいのホスピタリティでお迎えしたい。

担当記者:藤井

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