総合人材サービス、介護施設運営のシューペルブリアン(中区八丁堀6-3、木下昌幸社長)は10月1日、廿日市市宮島口東1-3-12に初の介護付き老人ホーム「スープ宮島」を開設した。敷地1939平方㍍に2階建て延べ1411平方㍍を建設。個室44室のほか、共同生活室、談話室、医務室などを備える。自社開発の介護記録・IoTセンサーアプリ「クルトン」を導入し業務を効率化。24時間365日の見守りができる訪問看護ステーションも併設する。11月には地域住民とのふれあいの場となるコミュニティースペースも設置する。宮島が一望できる高台の好立地で、家賃、管理費、食費、介護保険自己負担額を含む料金は月額14万5987円〜15万4231円。洗濯代、おむつ代、医療費、薬剤費は別途必要。クルトンはグッドツリー(仙台市)が開発した介護事業者向けソフト「ケア樹」と連動したアイフォーンアプリで、現場で発生する情報を素早く記録、閲覧することができ、職員間の円滑な連携やコミュニケーションにつながるという。他に最先端のナースコールや見守りシステム、インカムも導入する。2024年度の介護保険法改正で特例で認められた介護付き老人ホーム(特定施設入居者生活介護)の人員配置基準「3:0.9」の実現を目指している。シューペルブリアンは最近では、23年8月に安佐北区で「ショートステイそわか可部東」、「就労継続支援B型事業所ノマドHub可部東」を開設。24年2月には佐伯区で「住宅型有料老人ホームスープ五日市」、3月には熊本市で「ショートステイスープ徳王」をオープンし、介護・福祉施設運営を強化している。スープ宮島は、介護品質の維持・向上とDXを含む生産性改善を高次元で実現させたフラッグシップ施設と位置付ける。
担当記者:大谷