地域経済 2025.12.08

センコー(大阪) 東広島に輸送中継拠点 労務改善や物流維持へ

センコー(大阪) 東広島に輸送中継拠点 労務改善や物流維持へ

 センコーグループホールディングス中核子会社で物流大手のセンコー(大阪)は12月、近畿〜九州圏の長距離輸送の中継施設「TSUNAGU STATION広島」を東広島市志和流通1―18に開設した。物流業ではトラック運転手などの時間外労働の上限規制が昨春に適用され、輸送力低下が懸念されている。同施設でトレーラーの交換や運転手の乗り替わりを行い、働き方の改善や西日本エリアの輸送力の維持を図る。
 志和IC近くに構える既存の物流施設「東広島PDセンター」(敷地面積1万4500平方㍍、倉庫総面積6650平方㍍)内に新設した。一般的に大阪〜福岡間の長距離輸送を運転手が1人で行うと往復で2日かかるが、中継地で折り返し輸送をすることで運転手の日帰り勤務が可能になる。荷役機能もあり、中継地への貨物集約で積載率を向上させるため、輸送に使う総車両数を減らせる。これによって物流コストとCO2排出量の削減が期待できる。センコーグループだけでなく同業他社の利用も促す。2026年4月からは貨物の積み替えや一時預かりを始めるほか、他社との共同輸配送サービスなどの提供も視野に入れている。
 静岡の浜松(関西〜関東圏)と新富士(北関東〜中部圏)に次ぐ全国3カ所目で、本年度中に関東〜東北圏を結ぶ福島を開設予定。同社はトラック、船舶、鉄道コンテナの3輸送経路と3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)管理を強みに、食品、ファッション、ケミカル、住宅分野など幅広い物流ノウハウを持つ。グループで全国300拠点超を構えている。26年3月期連結売上高は前期比約5%増の8980億円を見込む。

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