地域経済 2025.12.01

湯来観光地域づくり公社 プログラム参加料で森林保全

湯来観光地域づくり公社 プログラム参加料で森林保全

 地域資源を生かした体験型プログラムを提供する湯来観光地域づくり公社(佐伯区湯来町多田、梶原徹理事)は、夏季限定のアクティビティー「奥湯来シャワークライミング」の参加料金の一部を、自社が行う地域の森林保全などの活動費に今夏から充てている。
 2019年に本格始動したシャワークライミングでは沢登りやウオータースライダーといった体験を提供し、半日(3時間)と1日(7時間)コースを設置。地元小学校の野外学習、企業研修ほかサンフレッチェ広島ユースが合宿で取り入れた事例もある。年間利用者は800人規模で料金は大人1人1〜2万円程度。その一部を、苗を購入して広葉樹を育てる資金に活用する。梶原理事は「かつて林業で栄えた湯来町は広葉樹で保水力が高いブナの木が多かったと聞く。しかしカビが生えやすいなどで商売道具となりづらく、針葉樹のスギやヒノキに植え直したとも。こうした要因から山が水を蓄える力が鈍り、また林業の担い手不足もあって河川の水質悪化や水量減少につながっている。将来はシャワークライミングができなくなるどころか、人々の生活が危うくなるだろう。参加者と共に自然を守り、次世代に継承することが私たちの使命です」と話した。
 今夏には新コースも導入。午前にシャワークライミングを行い、午後には雑木を使ったクラフト製作のほかハンモック体験を実施。コースを問わず参加者には特典として木製記念証を贈る。

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