地域経済 2025.12.01

クラタ食品 仏独米など商談会で海外販路拡大 ヴィーガンラーメン開発、新工場計画

 麺類製造卸のクラタ食品(福山市東手城町、倉田安彦社長)は展示商談会に積極的に参加し、海外の販路を広げている。2026年9月期は海外販売で7000万円増の売上高2億5000万円を目指す。
 25年はシカゴの全米最大級の食品見本市「NRAナショナルレストランアソシエーションショー」をはじめ、ラスベガス、ニューヨーク、仏・リヨンなどの展示商談会に出展。来年も1月にドバイの「ガルフード」、2月に「スーパーマーケットトレードショー」(幕張メッセ)、3月に「FOODEX」(東京ビッグサイト)への出展を予定する。ジャガイモ・サツマイモデンプンなどを使った透明感があるグルテンフリーの春雨麺とヴィーガンスープの「クリスタルヴィーガンヌードル」を開発し、10月の独・ケルン、12月の「食品輸出エキスポ」(幕張メッセ)の商談会で披露した。
 他に19年以降アニマルフリー(牛、豚、鶏、畜肉エキスなどを使わない)の「ヴィーガンラーメン」を開発し、乾麺とインスタント麺合わせ25種類を独、仏、オランダなどEU中心に販路拡大した。イスラム教徒向けに麺原料の酒精を使わないアルコールフリーのラーメンも、UAE、サウジアラビアなどに輸出。商談会では新商品のアニマルフリー・アルコールフリー原料の「冷凍広島焼きそば」も提案する。24年には福山市のアサムラサキ、徳永製菓、トウショクと「広島県備後福山食品輸出協議会」を発足し農水省の助成で海外展示会出展を強化した。
 クラタ食品は1987年設立で、業務用を中心にラーメン、うどん、そば、パスタなどの麺を製造し、25年9月期売上高は7億2400万円、うち海外販売は1億8000万円を見込む。2003年に香港の日系スーパーに麺を輸出して以降、広島県やジェトロなどの事業も活用し、現在は40カ国以上で販売。中国で共同出資の大連味之蔵飲食有限公司を設立し、FC含めラーメン計12店を展開する。福山に本社第一・第二工場があり、海外販売強化のため、FSSC22000認証の新工場を福山市内に計画している。

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