地域経済 2025.11.25

ユーアイシステムズ DXで飲食店向け営業に成果 業務用食品卸のMAシステム普及へ

 食品流通業のDXを推進するシステム開発のユーアイシステムズ(西区草津港、新宮清之社長) は同業の吉辰商事(東京) と共同で、業務用食品卸に特化したマーケティングオートメーション(MA)システム「WEB営業マンPRO」の普及に乗り出す。営業現場の人材難や作業増大による弊害、FAXに依存した受注業務を解消する狙い。飲食店側も発注業務の利便性が高まるなどの成果を挙げており、受発注双方の課題解消、経営効率化を見込む。
 営業担当者は時間制約のある中で配達しながら商品情報の提供・商談(ルートセールス)に応じることが難しいという課題を抱えていた。同システムは24時間稼働し、顧客属性や購入履歴に応じた情報を基にLINE Botを通じ、新商品やキャンペーン情報などを配信。飲食店は、画像データも含めた業界共通の食品データベースと連動するWEBカタログでパソコンやスマホから簡単に注文できる。LINE活用によって受発注双方の業務効率化を図る。
 飲食店への提案は対面営業が依然多く、配送業務に追われておろそかになりがちだ。同システムによって顧客データを基に「業態別提案」「特売案内」「新商品」などに応じて適切な提案をWEB上で展開でき、反応率を最大化できるという。注文したデータは基幹システムに連携が可能。誤出荷や入力ミスの削減につながる。営業の機会ロスを解消し受注機能も網羅することで大幅に販促効率も高め、売り上げ拡大が期待される。
 導入先の卸は「見積作成や訪問営業の時間を削減でき、遠方や小規模顧客にもタイムリーに提案できる」「販路が広がり、展示会やイベント案内も容易。顧客接点の質と量が大きく向上した」と評価。飲食店からは「欲しい商品がすぐに見つかる」「価格が事前に分かり安心」のほか、特に顧客行動に合わせた情報配信機能は「欲しいタイミングで届く」「仕入れ計画が立てやすい」と好評。
 中四国を主力営業エリアとする総合食品卸のアクト中食(西区)は導入後、利用継続率80%以上、月間客単価(新規・初回のみ)は4600円、月間売上高は(同)600万円(2024年平均)とそれぞれ増えた。MA機能で月間1000件以上の新規提案が自動生成され、営業成果が大幅に改善。リピート率も約35%と高水準を維持し、継続的な収益基盤の構築につなげている。

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