地域経済 2025.11.17

ISE広島育ち 冷凍お好み焼き製販を強化 卸とEC堅調、30年に販売数30万枚達成へ

ISE広島育ち 冷凍お好み焼き製販を強化 卸とEC堅調、30年に販売数30万枚達成へ

 ヒロマツホールディングス子会社で「お好み焼みっちゃん総本店井畝満夫の店」運営のISE広島育ち(佐伯区石内北)は、冷凍お好み焼きの製販を強化する。大手百貨店や高価格帯スーパーからの引き合いが堅調なほか、若年層向けの限定商品開発も進めて需要を喚起。生産工程の効率化にも取り組み、2027年までに冷食の販売数を現在から2万枚増の年間28万枚に引き上げる。30年の30万枚達成も視野に入れる。
 15年に西区中広町から本社兼工場を新築移転し冷凍事業を本格化。5㍍長の電気式鉄板を3台置き、専任スタッフ約30人体制で焼き上げる。コロナ禍以降に増える中食需要に応じるため複数人で工程を分担し、生産体制を効率化。食材の風味などが劣化しにくい急速冷凍機6台を導入し、食べる際にレンジで再加熱しても焼き立てのような味わいや香りを楽しめるようにしている。全国の食品見本市や百貨店の物産展への積極出店などで認知を高め、50〜60代のギフト需要を取り込み、自社や大手通販サイト(EC)含め24年に26万枚を販売した。
 個人の「日常消費」を促すため、EC向けの新商品開発も積極化する。定番6商品(焼きそば含む)に加えて、11月には限定品「広島流お好み焼 三種のチーズ入(キムチ風味)」(1350円)=写真=と「同 旨カレー風味」(1296円)の2種を発売。前者は実店舗で若年層や観光客から人気のチーズとキムチトッピングをアレンジし、加熱時によく伸びるモッツァレッラなどを使用。後者も地元で人気のトッピングを参考にし、34種類のスパイスを用いて本格的な風味を再現した。昨年発売の限定品「もち入」は反響が大きく定番化しており、同様の手法でラインアップ拡充を図る方針だ。生産量増に向けた作業動線の改善なども順次進めており、同社は「〝広島流の元祖〟というブランド力だけでなく、製法や素材にこだわった商品力が評価されている。広島のソウルフードを全国のスタンダードにするため、一層の拡販に努めたい」とする。
 1950年に創業者の井畝満夫氏の父が中区の中央通りに屋台を開いたのが同社のルーツ。満夫氏が焼きそばの上にお好み焼きを乗せる現在の原型を考案し、初めてメニューとして提供したという。県内6店を構え、年商規模は14億円。従業員220人(パート含む)。

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