地域経済 2025.11.10

白牡丹酒造 本社の冷蔵庫と酒販店を整備 〝日本の酒造り〟ユネスコ登録で海外需要に対応

白牡丹酒造 本社の冷蔵庫と酒販店を整備 〝日本の酒造り〟ユネスコ登録で海外需要に対応

 昨年に日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されるなど追い風を受けて海外需要が高まる中、1675年創業の白牡丹酒造(東広島市西条本町、島治正社長)は本社敷地内を再整備する。11月中に酒販店を新築する=建設中の写真=ほか、来春をめどに酒を数万本保管できる大型冷蔵庫を増設。バイヤーの来訪や急な大型発注への対応力増強を図る。
 店舗は同町876―1の115平方㍍に木造2階建てを新築し、1階は11月中をめどに移転する酒蔵通りの老舗酒販店「杉井酒舗」に貸し出す。2階は応接間への改装を計画。取引先向けの試飲スペースなどとして活用したいとする。
 2階建て規模の冷蔵庫は、原発処理水問題で取引が止まっていた中国への輸出再開を受け、急な大型発注に対応できるよう在庫を増やす狙い。香港の商社経由で中国大手通販サイト「ジンドンモール」での販売が増加しており、さらなる需要拡大を見込んで、冷凍酒「氷菓」6000本のほか、純米、大吟醸といった特定名称酒など数種類をストックしておくという。加えて今期は、広島令和一号酵母を使う「悠星」、県や県酒造組合などが共同開発した酒造好適米で醸す「萌えいぶき」といった人気銘柄を増産する。2025年9月期の中国向け売上高は約1500万円。
 今年6月には350周年式典を開いた。近年は古来の製法きもと造りを用いた酒「芸陽男山」を復活させるなど、付加価値向上への取り組みを続ける。

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