ラジオ博物館東広島 / 吉房 幸治 館長

10月7日、東広島市河内町小田3554―2 に私設博物館を開いた。国内でラジオ放送が始まった1925年に初の国産ラジオを製造したシャープの社友会(OB会)広島支部と本部(大阪)のラジオ愛好会が企画。同会の荒川泰蔵氏が海外で収集した米国、英国の希少品のほか、会員らが寄贈した戦後の国内製品など1920年代〜2000年代製のラジオ、蓄音機、PCといった機器100点以上を展示する。「ラジオから戦前の米国と日本の工業力の差を感じられる。戦後に国内企業が歩んだ工業大国への道程をたどってほしい」。同社は67年に同市でトランジスタラジオ工場を新設して以降、福山市、三原市にも複数の工場を作り、発光ダイオード、半導体、スマートフォンといった電子機器を製造してきた。「当時世界の最前線に立っていた広島産製品がたくさんあります。多くの人に来てもらい、地域振興になれば」
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PROFILE
吉房 幸治(よしふさ こうじ) ラジオ博物館東広島館長。1949年1月2日生まれ、岡山県出身。高校卒業後の67年に、早川電機工業(現シャープ)に入社。広島工場(東広島市)で主に回路開発を担い、初代ラジカセを皮切りに数々の特許製品を手掛けた。2009年に定年退職。現在は大創産業(同市)社長室品質顧問を務める。