クレアネイト/井上 弘一 社長
サンゲツグループの壁紙メーカー。10月23日、国内最大級の壁紙工場である東広島事業所を東広島市高屋台に開業した。岩手、千葉県の事業所と合わせ3拠点体制となる。
「3拠点の持てる力を存分に発揮し、高い価格競争力の実現、壁紙の安定供給につなげたい」
西日本エリアへの工場建設には、2011年の東日本大震災での被災経験が影響を及ぼしたという。
「主力の岩手県の事業所は、震災でさまざまな設備が破損。人手で原材料を担いで生産を継続するという苦しい思いを経験した。あの震災がなければ、既存事業所の拡張で終わっていたかもしれない」
敷地約3万平方㍍に、延べ1万4000平方㍍を建設。国内最速のコーター機(原紙に塩ビ樹脂を塗布する機械)など最新設備を導入。最大で年8万㌔㍍の壁紙を造る。
広島での知名度がない中、開設時の懸念の一つが採用だった。自治体などの協力を得たほか、多くの高校に直接足を運び、会社の魅力を発信。計画通り社員50人体制でスタートを切った。来春にも10人弱の高卒者を迎え、最終的に70人以上の規模にする計画だ。
「地域イベントに参加するなど、地域に根差した運営を進めていく」
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