地域経済 2025.11.03

コーヒー店のエイコーンズ 24年参入の機内食事業が好調 東京発の国際便で上昇気流、地域の逸品を世界へ

コーヒー店のエイコーンズ 24年参入の機内食事業が好調 東京発の国際便で上昇気流、地域の逸品を世界へ

 コーヒーショップ運営のエイコーンズ(三次市三次町、早船律子社長)は、2024年に参入した機内食事業を加速している。同年7月に世界4位のエミレーツ航空(アラブ首長国連邦)、25年5月にユナイテッド航空(米国)に各1商品を納入開始し、供給量は順調に推移。26年2月期の部門売り上げは2億円を見込む。世界各国の航空会社30社と商談を進めており、30年までに10社との契約を目指す。

 かんきつ農家LOROfarm(尾道市瀬戸田町)と共同企画した「高根島・瀬戸内みかんジュース」はエミレーツ航空の成田、羽田空港発便全てのファーストクラス、ビジネスクラス、VIPチャーター便に採用され、年間2万本を納入。受注過多により、県内業者にも製造を委託している。同2空港発のユナイテッド航空全便のエコノミークラスには、1780年創業の和田又(下関市)が作る「和菓子屋のクレープ」を供給し、毎月約7万食を売り上げている。
 今後は中東、欧州、アジアなどの航空会社に向けてビーガン、イスラム教のハラール、ユダヤ教のコーシャといった食事制限メニューを提案したいとする。早船浩美専務は「数年間の営業活動が実を結び、難しいとされる新規参入に至った。全国の地方にある小規模生産ながら質の高い商品を世界に向けて発信できれば。また地域の卸業者とも連携を強め、この好機をより多くの人と共有したい」と意気込む。
 1990年創業。商標を持つ「JAPAN COFFEE」は北米だけでなく中東やスイスなどの航空会社のチャーター便に採用されている。

宮島でカフェ開店
 10月13日に宮島の老舗旅館岩惣の離れ(廿日市市宮島町南町346)を改装し、カフェ「宮島茶寮 千景(せんけい)」=写真=を開いた。
 お茶屋「楓泉」跡地の約43平方㍍をモダンな和風の内装にリニューアル。午前11時〜午後6時は甘味を楽しめる茶屋として営業する。「自分で作る季節のフルーツ大福と最中セット」(1500円)や「七輪団子」(1200円)といった客自身が席で料理を完成させて食べる体験型メニューが人気という。午後6時半〜11時はバーとして、同島内製造の宮島ビール、同市桜尾のサクラオブルワリーアンドディスティラリーのジンを使うカクテルといった33 種のドリンクのほか、チーズの盛り合わせなど酒に合うつまみを振る舞う。また宮島訪問税の免除カードを持つ在住者や従業員は割り引く。早船律子社長は「宿泊客にも地元の人にも新しい夜の娯楽として定着してほしい」と話した。カウンター6、テーブル12席。水曜日は定休。

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