インタビュー 2025.10.21

JA広島ゆたかと来春合併へ

JA広島市 / 吉川 清二 代表理事組合長

ゆたかと来春合併、かんきつ販売に期待 戸河内支店・産直市は道の駅へ移設

 JA広島市とJA広島ゆたかが2026年4月に合併する。JA広島市の吉川清二代表理事組合長に、合併の進ちょく状況、かんきつの振興策、JA広島市の中期計画、営農計画などについて聞いた。

合併の進ちょく状況は。

 JA広島ゆたかの大長ミカンの販売先の大半がJA広島市エリアで、広島菜漬との共同販売など双方にメリットがあると判断し、24年9月の理事会で方針を決め、合併検討委員会、合併研究幹事会が発足。地区別説明会、総代会承認などを経て25年7月に調印式を行いました。JA広島ゆたかの本所については支店にし、大長選果場、大崎上島・下島のアグリセンター、直売所みかんあいらんどなどは存続する方針です。ゆたかの貯金残高は262億円規模で、信用部門はJA広島市の仕組みに統一します。合併後の26年度の貯金残高は6732億5000万円、貸出金残高2084億2300万円、販売品取扱高48億3200万円、事業総利益80億4700万円などを目標にしています。現在呉市からの通勤者がおり、人事交流についても希望者を聞き検討したい。

主力のかんきつの振興策は。

 JA広島ゆたかのかんきつ類の年間取り扱い分は2621㌧で、そのうちミカンが974㌧、レモンが988㌧、晩かん類が659㌧です。かんきつの出荷人数は674戸、作付けは約514㌶です。販売高は年間10億円規模。現在の大長選果場内に柑橘販売課を設け、販売計画・戦略策定を行う予定です。贈答用の販売単価は安定が期待でき、量販店などでもJA広島市管内のトマトや枝豆など園芸作物と組み合わせた販売で、拡大を図りたい。かんきつに関する設備投資は、産地の瀬戸田があるJAひろしまなどと話し、県域で新しい倉庫設置を検討しています。

島しょ部の担い手確保など課題は。

 JAユース広島市のメンバーで、耕作地確保が十分でないケースもあり、島しょ部の高齢者で離農を考えている人の農地継承を検討している人もいます。12月頃に呉市長や大崎上島町長を訪問し、農業や農政について意見交換したいと思っています。新規就農は設備費など初期投資がかかるため、助成や低利融資などをお願いしたいですね。

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PROFILE
吉川 清二(きっかわ せいじ)

吉川 清二(きっかわ せいじ)  1953年9月生まれ、北広島町出身。東京農業大学を卒業後、79年に当時の芸北町農協に入組。JA広島市に合併後、営農販売部長、常務理事、代表理事専務などを経て、2019年6月に代表理事組合長。23年6月からJA広島中央会会長を兼務。

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