ソシオグループ/ 日高 寛彰 社長
家電卸を中核としM&Aを重ねて現在、持ち株会社の当社と事業会社を合わせて10社でグループ編成。サービス業・一般個人向け商品の卸売・法人向け設備関連へマーケットを広げている。M&Aは人材確保や取引先を引き継ぐほか、後継者難によって失われかねない地域の文化や産業も継承していく有効な手法だと考えている。
これまで戦略的に進めたわけではなく、〝こうなりたい〟という思いを優先し、行動を重ねてきた。輸入の必要があると思えば、それを口に出す。すると実行に移せる情報が自然と集まってくる。30年ほども前、漠然と10社程度を擁する企業グループの構想を描いていたが、数字そのものを追いかけたことはない。気が付くと7、8社へ増え、7月のM&Aで10社に。あるいは無意識の作用かもしれない。
人をないがしろにした企業統合に成功はない。相手はどうしたいのか、潜在意識まで掘り起こし、より明確に構図を描く。決して思い違いがあってはならない。しがらみを断ち切る後押しもする。京都の寺の石碑に〝咲いた花見て喜ぶならば 花を咲かせた根の恩を知れ〟と刻まれている。見えない背景まで洞察する意識が大事ではないか。良いことも悪いことも全てを正しく見る。そして全てをプラスに転じていく気構えが、何より肝要だと思う。
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