ホープ 2025.07.10

ぼくらの町が動き出す

(社)ベースキャンプ / 篠原 隼 代表理事

ぼくらの町が動き出す

大人になる前に仲間と協力して社会に関わる、その一歩が人生を変える学びになるのではないか。広島国際青少年協会に在籍していた12年前、子どもが仕事や社会の仕組みを疑似体験する「ぼくらの町」をつくろうと思い立った。同名のイベントを定期開催したが、23年に同協会が解散。活動を絶やしてはならないと、昨年12月に社団法人を設立した。
8月9〜11日に「出張!ぼくらの町」を安芸区の中野ルンビニ幼稚園で開く。本気で悩み、挑戦し、失敗を経て達成していく、社会の縮図がある。小学生中心に80人が〝住民〟として役場、新聞社、銀行、警備会社、神社、カフェなどに〝就職〟する。キッザニアのように完成された施設ではなく、自ら創意工夫して一から設備を手作りする。働いて得た給料は疑似通貨として納税や貯金、買い物、飲食などに使用。遊びの中に、経済と社会の構造をしっかりと織り込む。子どもは稼ぐために、どうすればもっとよくできるか真剣そのもの。改善と挑戦の連続が「生きるための力」になっていく。
社会の中に「自分にもできることがある」と実感できたとき、子どもたちは変わる。協働の楽しさ、責任を果たす誇らしさ、誰かの役に立てたという手応え。その経験を基に、大きくなってから世の中のために何かしたいと思う人が増えてほしい。それが、いつか笑顔あふれる町をつくる力になると信じている。
ぼくらの町で、その種をまく。舞台の幕を上げる準備は整った。

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