大昌工芸 / 古田 裕三 社長
店舗などの商業施設やイベント会場などの設計・施工を手掛けるディスプレー業の地場大手。5月で設立60周年を迎えた。
「若手社員を中心にプロジェクトチームをつくり、10年後の2035年を見据えたビジョンを『環境創造からはじまる物語を』に定めた。付加価値の高い空間提案を一層強化し、社員が誇りを持って働ける組織づくりにも取り組む」
1965年に父の嘉穂氏がマネキンのレンタル業で創業。高度経済成長などを背景に業績を急伸させ、現在は東京、大阪、高松、松山、福岡に拠点を構える。受注の多くが元請けで、施主と直接取引している。長年の業務で築いた信頼の成果という。リーマンショックや東日本大震災など逆風を乗り越えてきたが、2020年からのコロナ禍の影響は特に大きかったと振り返る。
「業界全体が冷え込み、こらえるしかなかった。ただし形は違えど、出番は必ず来るという信念はあった。実際に主力のアパレルのほかに、カフェなど飲食業やオフィスなどの非商業施設の仕事が増えている」
25年4月期売上高は前期比12%増の64億円を見込む。専用部署を設け、DXによる情報発信とプロモーションの強化を図る。
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