県は8月23日、機械加工や溶接などの分野で経験豊富な技能者8人を「令和6年度ひろしまマイスター」に認定した。うち1人は電気機器組み立て職種として初。同職種でJFEプラントエンジの楢﨑龍吾氏(60)は「私が従事する回転電機巻線製作は業界でも技術者が少ない職種。高齢化が進む中、社内では数年前から若手教育に取り組み、毎年1人ずつ担い手を増やしてきた。5年後の定年までに現在の7人から15人程度にしたい」と話した。他にマツダの稗田努氏(溶接)やトーヨーエイテックの松尾哲治氏(機械加工)なども選ばれた。認定者は今後、職業能力開発施設や工業高校での指導、県や商工団体、企業での講師などを予定しており、技能の継承と発展を図る。2002年の制度開始から累計33職種、175人となった。

担当記者:額田

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