市内中心部で数多くの再開発事業が動きだした。同社が運営する紙屋町シャレオは空き区画解消が急務。「少しでも都市活性化に貢献できるよう全社一丸で課題にぶつかっていく」。テナントの顔ぶれは01年の開業時から様変わり。一層魅力あるテナントを誘致し〝訪れる目的のある地下街〟づくりを模索する。訪日客増も視野に例えば、ビーガンの飲食店や立ち飲みの店、無人書店、スポーツジム、子育て支援ゾーンなどの計画も描く。都市機能調整部長時代は市内の楕円形の都心づくりに向けて、旧市民球場跡地の整備手法の検討や商工会議所の移転を伴う基町相生通地区再開発などに従事し、民間主体のエリアマネジメントを促進。区長時代はみんなに「工夫・改善・チャレンジする精神と遊び心」を求めた。中央広場の活用策も含め公共空間の環境整備に知恵を絞る構えだ。特技はお好み焼きという。

プロフィル

ながみつ しんじ広島地下街開発社長。1963年5月2日生まれ、大竹市出身。広島大大学院工学研究科修了。1998年広島市入庁。都市機能調整部長や安芸区長を歴任し、2024年3月に退職。6月18日の株主総会と取締役会で現職に就く。

担当記者:藤井

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事