建築用の鋼製下地部材を製造する佐藤型鋼製作所(西区三滝本町、佐藤公章社長)は6月、間仕切り壁に固定する耐震天井下地材「タンゴ天井」を発売した。配管、ダクト、照明や空調などの設備が多い商業施設や病院、公的施設の廊下や通路など、建物本体部分からボルトでつり下げる一般的な工法が難しい場所で需要を見込む。通路などの両端の間仕切り壁にそれぞれ亜鉛めっき鋼板を取り付けて専用金具を固定。それを横架材(水平方向に渡す角型鋼管)でつなぎ、直交させる形で角型鋼管を格子状に組む。コーナーでかしめた独自の角型鋼管や格子状の構造で耐震性を高めた。他社製品より広い4㍍を超える天井幅に対応。関東、北陸、東北、北海道地方に向けた営業活動を強化するため、2月に東京営業所を千葉県市原市から東京都中央区京橋に移した。東京駅から徒歩圏内のオフィスビルを賃借。営業など3人を増員して5人体制とした。ゼネコンや内装仕上げ工事業者、建材商社などへの提案や販売を強化。千葉の拠点は流通センターとして残した。

担当記者:大島

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