経営コンサルティングなどのLETGroup(西区古江新町15-14、岡崎純也社長)はファイナンシャル・プランナー(FP)による従業員向け資産形成アドバイスサービス「マネマネ」を始めた。特定の金融機関に所属しないFPが第三者視点で、金融教育やライフプランニング支援に対応。企業にとって〝お金の不安に対するかかりつけ医〟を備えることで従業員満足度が高まる点などを訴求し、導入先を広げる。三菱UFJフィナンシャル・グループの調査によると、金融リテラシーが高いほど経済的満足度が高まるうえ、従業員エンゲージメント(愛着、きずな)も高水準になるという。マネマネは「ヘルスマネジメントオブマネー(お金の健康経営)」の略で、商標登録済み。企業の福利厚生として、チャットでの無料相談やオリジナル動画の配信ほか、オプションで個別相談や、NISA、iDeCo、新入社員向けライフプラン研修などを提供。当面は同社のFP3人が対応し、軌道に乗り次第、フリーランスのFPなどと提携を進め、全国展開を目指す。料金はエントリープラン月額1万円(従業員50人ごと)、同オプションの「お金の相談室」が4時間6万6000円ほか。岡崎社長は同所で未来会計FAMZ・岡崎純也税理士事務所を経営するほか、日本FP協会の広島支部長を務める。「税理士として企業の税務顧問を務めていると、従業員の金銭トラブルなどを耳にすることがあり、力になりたいと思った。今年4月には国がJ-FLEC(金融経済教育推進機構)を設立するなど、学びの必要性は一層高まる。お金の不安を取り除き、健全に向き合うファイナンシャル ウェルビーイングの普及の一助となりたい」と話した。

担当記者:高見

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