6月21日付で社長兼開発本部長に就任した。「創業百余年の機械メーカーの開発力、生産技術力、高い品質をさらに進化させるため、工作機器、産業機械、金属素形材の各事業が連携した新しいものづくりへの取り組みを進めたい」。銀行員時代は備後地域の担当が長く、融資でものづくりを後押しする金融マンとして実際に工場を見て勉強するのが好きで、企業の中身や将来性の判断にも役立てていたという。ポジティブシンキングな性格と、地域の企業を育てることが街づくりや活性化につながるという考え方を買われ、交流のあった北川祐治会長から「新しい風を吹かせてほしい」との就任の打診を引き受けた。「社会やユーザーが求める機械を納めることがわれわれの使命。そこにものづくりの誇りがあり、従業員のやりがいもある。お客さま第一主義で社内外の人の意見を聞き経営に生かしたい」

プロフィル

おかの きみお1963年1月12日生まれ、東広島市出身。県立賀茂高校、日本大学法学部を卒業し広島銀行に入行。府中支店長、執行役員福山営業本部長などを経て、21年取締役常務。22年にしまなみ債権回収代表取締役会長。23年4月から北川鉄工所非常勤顧問を務めた。

担当記者:斎藤

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